オランダの環境NGOが来日

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オランダの環境NGO、オーシャン・クリーンアップによるアジア諸国の河川ゴミ調査の一環で、ツヴァイハウゼン教授・フーフテン エンジニアの調査チームが来日した。もちろん、日本のゴミも北太平洋海流に流れている。ゴミの質の調査を兼ねた河川ゴミ調査が、オランダ大使館のアレンジのもとで行われれるこのになったのだ。そして、その調査に今春からSFJの事務局長に就任した岡田千枝が通訳として同行することになった。

2012年、オランダの高校生が発案した海洋ゴミの回収装置が、インターネットの動画配信などで話題を集めた。北太平洋海流に浮遊する海洋ゴミを、その壮大な装置を使って採取する大規模ゴミ拾いプロジェクトが実現化へ向けて動きだした。オーシャン・クリーンアップは2020年に実動を予定している。詳しくは、下記のリンクを見て欲しい。

http://www.theoceancleanup.com/

国土交通省河川計画課で日本国内の河川環境の実態と管理の状況のレクチャーを受けた後、荒川河川敷を荒川クリーンエイドフォーラムの案内で視察をした。後に移動した山形では、パートナーシップオフィス及び一般社団法人JEANとの協力にて赤川、最上川でのフィールドトリップが組まれた。

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河川から流れ出すプラスチック製品は劣化すると細かく砕けてマイクロプラスティックになり、海に流れ出れば有害物質となって魚の体内に取り込まれてしまう。そしてそれは、私たち人間の体内へと循環してゆく・・・

参考:NHK クローズアップ現代「マイクロプラスチックの脅威」

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河川から海に流れ出るゴミへの対策活動と直面する問題は、日本とオランダで共通していることが確認できた。海に境界線は無い。そして、我々に残された時間も無いのだ。

世界の海をきれいにする活動は国境を越えての対話とアクションが必要だ。今後、国内外における多様な各団体との連携が期待される。

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