#One Hand Beach Clean Up
SFJが発信したハッシュタグキャンペーンは、全国のサーファーに大きなムーブメントを巻き起こしました!
しかし、各地の海岸で拾い上げたごみを入れる為のゴミ箱が設置されいることが少なく、新たな課題になっています。
2025年2月末、高知県土佐清水市の大岐の浜に 海洋ごみ専用回収スペースが誕生しました。
環境省や土佐清水市と協力し、 アーティスト花井祐介氏デザインのSFJ の看板も設置しました。
大岐の浜は足摺宇和海国立公園の一部であり、環境省の管理エリアでもあります。 長年、地域住民や市民によって大切に守られてきたこの浜も、他のエリアと変わらず漂着ゴミの問題に直面していました。
近年一般のごみ箱の撤去が全国的に進められており、大岐の浜でも海洋ゴミの収集場所がなく、 住民や行政が協力して回収・撤去を行っていました。
住民の間では、「ごみ箱を設置するとキャンパーやサーファーが生ゴミを捨て、害獣被害が増え る」といった懸念があり、ごみ箱設置に否定的な意見も多いのが現状です。
過去にごみ箱があった時期には、GW や夏休み中に BBQ のゴミや弁当・飲料のごみが放置され、 害獣やカラスに荒らされる問題が頻発していました。
海をキレイにするアクションへつなげよう!
このスペースは、誰でもいつでも海洋ごみを回収できるように設置しました。 世界中の海がキレイになるように、さらなる海洋ごみの回収と削減にご協力ください。
「ゴミを拾うことで海洋ゴミがすべてなくなるわけではない」かもしれません。 しかし、ゴミ拾いの姿を見たり実際に拾うことで、大人も子どもも環境問題について考えるきっかけになります。
地元住民の間では、依然としてごみ箱設置について否定的な意見もあります。 しかし、キレイな海や自然は 誰もが望むものであり、次の世代へより良い環境を引き継ぐことが大切です。
大岐の浜での回収スペース設置を踏まえ、土佐清水市では 海洋ゴミ回収スペースの設置場所を 増やすことも検討中 です。
ただし、住民からは「海洋ごみ以外のごみを置かれるのではないか?」という懸念もあり、一般 ゴミの増加によって、回収スペースや看板が撤去される可能性もあります。
だからこそ、訪れる人々には 「来たときよりも美しく」という意識を持ち、 自分のゴミは持ち帰り、環境に敬意を払う姿勢で楽しんでほしいものです。
今後SFJは、全国各地の海岸に海洋ごみの回収スペースの設置が広がるように、各自治体、地域行政に働きかけを行います。